がん検診とブライダルチェック

免疫療法の考え方と進め方

1990年半ばから、根拠(エビデンス)に基づいた医療(Evidence-based Medicine:EBM)という言葉が広く使われるようになりましたが、 特に生命に関わるがん治療にこそ、この考えが不可欠なものであると考えます。

がんは内戦の様なものと例えられるのではないでしょうか。人が本来持っている病気に打ち勝とうとする免疫力と、 本来は味方であったはずの反乱するがん細胞との骨肉の争いだからです。当然の事ながら、戦争は敵を知り己を知れば百戦危うからずの如く、 敵味方の戦力・戦況分析無くしては戦いに勝利する事はできません。 とするならば、刻々と変化する体内の戦況の中、何が足り、何が足りないのかを的確に判断し柔軟に対応(治療方法の選択)をして行くことが戦略の基本になります。

その戦略を立てるためにも、当然戦況を分析するための情報が必要となります。 そして、がんは免疫の異常が本能と考えられますので、免疫の評価が最も重要な情報源となります。

免疫応答において抗体産生に作用するhelper T type2(Th2)リンパ球と細胞性免疫を活性化するhelper T type1(Th1)リンパ球の活性化には 拮抗関係(分極化)が存在することが知られています。

Th1 Th2それぞれが活性化されるとそれぞれに特徴的なサイトカインと呼ばれる免疫生理活性物質が分泌されます。 がんの場合、本来細胞性免疫で免疫応答がなされる為Th1>Th2の状態ががん予防・治療・治癒に不可欠となります。 ただしがん細胞があまりにも優位な環境になりますと、免疫不応答等や過剰反応によりこれらの評価もむずかしくなります。 だからこそ早めの攻撃が必要になるのです。

味方の戦力を反映するものとしては、TNF-α・IL-12・IL-4・IFN-γ・NK細胞活性等といったデータが必須となります。

また敵の戦力はIL-10といったサイトカインや腫瘍マーカー(がん細胞が存在することによって産み出される異常物質)が反映します。 その中には広範囲もしくは一般的なものとしてはαFPやBFP等、性差固有なものとしてはPSA・BCA225等、臓器関連のものとしてはSCC等といった種々のものが 敵方の状況を反映する指標として日常用いられています。

これらの敵味方の情報から戦況を客観的に分析します。戦況が有利であれば治療の選択は的確であると言えますから、それをモニタリングしながら 継続すれば良いでしょうし、もしそれが不利であればその原因を解明し迅速に手を打ちます。気力や睡眠の不足によるレベルダウンから戦闘体勢が取れない場合には、 気功やサイモント療法を取り入れたり人参やエゾウコギ等でレベルアップを図ります。 免疫低下による手薄な守備陣形の場合は、β-グルカンを中心にキノコ系で強固な陣を敷きます。 がん細胞の戦意がなかなか衰えずに抵抗を示す場合には、海藻系等により情報戦に持ちこみます。 情報操作攪乱により敵の戦意を喪失させ、降伏自決(アポトーシス)へと誘導する事が効果的です。

活性酸素というがんの原因とも言うべきものを色々な原因で過剰に産生すると、味方そのものを傷つけてしまう事になります。 その場合には、多量の総合ビタミン・樹皮系・ニンニク等で攻撃の精度を高めます。

また、不利な戦況が攻撃力の不足による場合も同様です。攻撃は多彩で有機的であることが大切です。 単調な正面突破だけでは犠牲も多く、戦費も嵩み、効果的な戦術とは言えません。敵・がん細胞の増殖を止めるには、兵站(栄養・食料等)そのものを空にしたり、 兵站線(新生血管)を断ったりすることで補給面に壊滅的打撃を与えたりする戦術が有効です。 以上のような後方支援を叩く方法にも況して反乱軍そのものの増員を抑えることが重要です。 樹皮系等で遺伝子という指揮系統を攪乱破壊することで発がんプロモーションを阻害することができます。

いずれの状況下でも、どの戦術(具体的治療薬の選択)を優先的に取るべきかをEBMに拠り決定し、適材適所に用いることが免疫療法の原則であります。 それ以外の根拠なきいたずらな選択は慎むべきものと考えます。

健康食品・サプリメントブームの混沌の中、宣伝・活字に躍らされることなく、定期的に免疫学的な評価を継続して加えながら、 適切に選択されんことを願ってやみません。

最後に、この様な戦略・戦術も国民の一致した協力な支持(ゲンソル療法に沿った食習慣・嗜好・飲料水等が一貫して健全であること)が基盤にあってこそ 功を奏するものです。生活習慣上の長期的リスク(肺がんと喫煙・乳がんとお酒・胃がんと塩分・膵がんとコーヒー等)がそれぞれのがんを発生する危険性を孕むことを 考えるなら、即従来のライフスタイルを是正することから始めなければなりません。 このポイントの欠けたいかなる治療法も勝利をもたらす事はないでしょうし、これこそががん予防・治療の第一歩と言えるのではないでしょうか。

乳ガン

欧米では乳がんの死亡率は年々減少経口にありますが、日本でも年々増え続け、西暦2000年に入ると胃ガンを抜き、 欧米同様女性のガン死亡率の第1位になると予想されています。
(現在胃がん、大腸がんに次いで第3位)

しかし幸いなことに、早期乳ガンの手術成績はとても高く、簡単な自己検診で発見する事が可能です。

月1回のセルフチェックを習慣づけて、自分の身体を守りましょう。

乳がん検診

1. 対象者

40歳以上の隔年(2歳刻み偶数年数)の女性の世田谷区民で、勤務先などで同様の検診を受診する機会のない方(平成22年3月31日現在)
なお、以下の5項目に該当する方は、精度の高い検診ができないため、対象外となります。
1. 授乳中の方(断乳6ヵ月後から受診可能)
2. 乳腺疾患で治療中・経過観察中の方
3. 豊胸手術を受けた方
4. 心臓ペースメーカーを装着された方
5. 妊娠中の方

2. 内容

 世田谷より発行された受診券を持参した者が、前項の対象者であるか確認をして検診を行います。
当院では、世田谷区より発行された受診券を持参していただいて、視触診のみお受けしております。マンモグラフィはございませんので、予めご了承下さい。

アメリカでは全女性の8人に1人が乳がんになると言われています。幸いにも日本では欧米に比べてかなり少なく、25~30人に一人ではないかと報告されています。
古いデータですが、乳がんは先進国の中では最低罹患率を示しています。
しかし、最近のライフスタイルの欧米化に伴い増加傾向にあります。欧米は各国の強力な医療政策により、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)を導入した検診や、 標準治療の確率により高罹患率の中にありながらも乳がんの死亡率は90年代から減少傾向に転じています。

ところが日本での乳がん罹患率、死亡率ともに増加曲線を描いています。更に現在は毎年約35,000人が乳がんに罹るだけでなく、治療を受けた患者1/3に再発が起こり、 約1万人ちかくが亡くなる程増えているのです。

乳ガンはこんなに増えています!!

(監修:元 癌研乳腺外科部長 霞 富士雄 博士より)

日本における乳がん罹患数の統計上の特徴は、40代>50代>60代>70代>30代>20代と高齢者に多く、この点でも欧米化が進んでいることが伺えます。

乳がん検診は2005~2006年マンモグラフィーを欧米並みに導入し視触検診と併せることにより早期発見をめざしてはいますが、 期待通りの結果を確認するにはもう少し時間がかかるでしょう。

また、新システムで望んでいたにも関わらず、40代は乳腺が緻密であるためマンモグラフィーが充分でないという欠点があり、 むしろ40代以下の人は超音波の方が有効という指摘もあり現場は混乱しています。

最新検査法

1、ヘルカルCT

通常、水平の撮影に対しリンゴの皮むきのように螺旋状に撮影する方法


2、MRM(ガトリニウム造影 MRI)

ガトリニウムという造影剤を注射してから撮影をするMRI
がんが作る新生血管から造影剤が染み出るのをキャッチする方法


あらゆるがんは早期発見し早期治療することが望ましいのは事実ですが、おおむねライフスタイルの欧米化に伴って増えてきた経緯を考えますと、 欧米のたどった状況をなぞることのないようにしなければなりません。
そのため、乳がんの少なかった頃のヘルシーな日本の食文化に回帰しながら、 乳がんに対するリスクを減らすことが最も大切なポイントだと考えます。
早期発見をしたい訳ではありません。乳がんになりたくないのですから。

食べ物・栄養関連の予防因子と促進因子

乳がんの危険因子

1. 40歳以上
2. 30歳以上で未婚
3. 出産経験がない、あるいは、初産が30以上
4. 初潮年齢が早く、閉経年齢が遅い(55歳以上)
5. 肥満(特に50歳以上で標準体重の+20%以上)
6. 良性の乳腺疾患になったことがある
7. 家族(特に母、姉妹)に乳がんになった人がいる
8. 過去に乳がんになったことがある
9. 高身長
10. 早い初潮

乳ガン 自己検診法

毎月日を決めて定期的に行いましょう。

・生理のある方は終わってから数日後に、ない方は日を定めて、忘れずに行いましょう。


【自己検診の範囲】

【自己検診の範囲】

乳腺は乳房のふくらみだけでなく周囲に広く分布しています。


ですから、上方は鎖骨、下方は肋骨の弓側、内側は胸囲の中心線、外側はわきの下の中心線に至るまで広い範囲での触診が必要です。

【部位別乳ガン発生頻度】

発生しやすいのは上方のわきの下に近い部分です。セルフチェックもここをより丁重に。

【視診】

まず見て確かめる

明るい部屋でなるべく大きな鏡を使って行います。光を正面からばかり受けないで、斜めの光で見る事も重要です。お風呂上がりなどが便利です。

まず見て確かめる

①両腕を下げたまま胸をはり、
●左右の乳房の形は同じか
●乳房の向きは同じか ●皮膚に凹凸やひきつれはないか
●乳頭に湿疹様のただれはないか
を観察します。

まず見て確かめる

②両腕を上げて
①と同様乳房にくぼみやひきつれができないか、
乳頭がへこんだりしていないか
観察します。

③乳頭付近を軽くつまみ、乳をしぼるようにして異常な分泌液がでないか調べてみます。

【触診】

次に触って確認

親指以外の4本の指の腹を使い、少しずつ動かし乳房の上をすべらすように触れながら、
しこりを探してゆきます。

まず見て確かめる

①座った状態で、調べる側の腕をあげ、
指の腹でゆっくりと円を描くように。
又、外側から内側に向けて軽く押しながら指をすべらせます。

次に触って確認

②あおむけに寝て、腕をのばして頭の下へひき、
逆側の手で乳房の内側半分を外から内へ、
上から下へと触れていきます。

次に触って確認

③外側半分は腕を自然な位置に戻し、乳頭の内から外へ、
下から上へ触れながらしこりがないか調べます。
わきの下のリンパ節がはれていないかも確認して下さい

胃がん

かつて日本は世界でワースト3(チリ、韓国、日本)に入る胃がんの多い国でした。胃がんの原因であるH,ピロリ菌が日本人の50%以上に見つかる上に、 必要とされる塩分量(1.5g/日)対して、約8倍(12g/日)もの多量の塩分を摂取する私達の食生活が大きく影響していた事がわかってきました。

もちろん他の要因も複合的に関与しますが、胃がんにはこの2点の占めるウェイトが大きい様です。

通常の胃がん検診や人間ドックも大切ですが、ピロリ菌の除菌を心掛ける方がもっと大切なのだと思います。

ヘリコバクターピロリ菌の抗体や、ペプシンーゲン検査(いずれも血液)で簡単に検査できますし、 除菌の為の治療薬は必要とされる3種類の薬が服用しやすい型(朝・夕パック)になっています。

この治療メニューが無効な場合は別メニューの薬になります。(ただし、検査・治療は保険適応外です。)

大きくなった木を苦労しながら切り倒すよりも、小さな芽のうちに摘み取っておく方がどれほど楽で安心かという事です。 これを本当に早期発見・早期治療というのではないでしょうか。
総てのがんに対しても、この様な流れ(特に遺伝子診断)で対決して行かなければ いつまでたってもがんの克服は達成できないでしょう。 今までの画像診断で確認できるほど成長したがんの塊に対して治療を始める様な後手にまわるアプローチではがん克服はおぼつきません。

肺がん

子宮体部がん

大腸がん

肝臓がん

食道がん

卵巣がん

前立腺がん

甲状腺がん

膵がん

膀胱がん

口腔・咽頭・喉頭がん

精巣がん

皮膚がん

※ただし必ず抗酸化物質(ex.ビタミンE)との併用が不可欠 緑黄色野菜に多く含まれ、皮膚粘膜の機能維持とフリーラジカル除去作用を持つ抗酸化物質として働く

今の女性って何かと大変。極端なダイエットや、食生活の乱れ冷房などによる冷え性、生理中の激しいスポーツや仕事などで 生理がいつもと違う、体調がすぐれない、という方は将来の結婚や出産に向けて、要チェックです。

このようなままの生活を長く続けていると、生理不順や子宮内膜症等をひきおこし、進行すると不妊症の原因になってしまうのです。
また、STDと呼ばれている性感染症の中にも、進行すると卵管を塞いでしまうなどの悪さをするものがあります。 最近とても増加しているクラミジアもその一つです。
かゆみや、おりものが多い、膀胱炎の様な症状が続く、生理が不順、不正出血がある、生理痛がひどい、生理の時固まりが出る、性交痛などの症状がある方は放っておかずに、将来の結婚や出産に向けて、是非一度自分の身体をチェックしてみましょう。

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