更年期障害

更年期とは

卵巣機能の低下により女性ホルモンの分泌が減少します。
ホルモンの欠乏により、さまざまな身体的老化が出現します。

更年期の身体的特徴

更年期障害 治療の選択

#1 HRT:アンチエイジング(抗加齢)を目指すなら不可欠の選択

#2 プラセンタ:特にいつまでも若々しくありたい人向き。美容効果が期待できます。

#3 骨粗鬆症対策:寝たきり人生だけは避けたい人の為の治療

#4 成人病対策(メタボリックシンドローム):がんに次ぐ死因を回避し長生きする為の治療

#5 漢方中心:自覚症状がつらくそれさえなければ良い人向き

#6 甲状腺管理:加齢により機能低下を示す人に対応

#7 がん予防対策:がん家系の人、あるがんになりそうなタイプの人、現在がんの人etc...

更年期障害(女性) セルフチェックシート

Kupppermann更年期指数(阿部変法)印刷用はこちら

ホルモン補充療法 服用方法

2種類の失われたホルモンを補充しホルモンバランスを取りもどします。

【利点】・身体的老化と成人病予防ができる (いつまでも気持ちよく自立した生活を送れる)

・更年期症状の改善(肩こり・腰痛・不眠・うつ状態の改善・その他)

【欠点】 ・不正出血
・乳頭の過敏・痛み
・局所灼熱感
・腹部の張り


※開始6ヶ月間だけのもの

ホルモン補充療法を始める前の注意点

乳癌・子宮癌の検診は毎年必要です、忘れずに受診しましょう!
処方されるプレマリンがホルモン補充療法のメインの薬物ではありますが、乳がん・体部がんの危険性を減らすためにヒスロンを併用します。
ヒスロンは抗エストロゲン作用により乳がん、体部がんの発生を抑制しますので安心して治療していけます。
ただし、肥満とアルコールの多量摂取は保障の限りではありませんのでくれぐれも御注意下さい。

男性更年期障害の自己チェック法

「奥さんの気配り」は大切

これまで、男性更年期障害とは、男性ホルモンの低下を基礎として起きる病気であり、身体症状、精神状態、性機能症状と幅の広いさまざまな心身の不調が出てくることがあることを具体的に説明してきました。
本人や家族、周りの誰かが、これまでに説明してきたようなさまざまな症状に気づき、いま調子が悪いのは、もしかすると男性更年期障害のためではないかと思いつくことができれば、それはたいへん望ましい成り行きといえます。 受診して、男性ホルモンの値を採血して調べ、男性更年期障害であると診断されれば、ホルモン補充療法など適切な治療を受けることが期待できます。
夫の心身の不調に妻が気づき、それが状況の改善への糸口になるということがたいへんよくあります。
中年期以降の男性の健康と病気は、奥さんの気配りによって大きく左右されるともいえるでしょう。

更年期障害(男性) セルフチェックシート

ハイネマン医師らのグループはAMSスコアについて研究や発表を続け、貴重な見識を与えてくれます。


これは、17問の質問で構成されていて、それぞれの質問に、「なし」「軽い」「中等度」「重い」「非常に重い」という五段階で答えていきます。 質問の1、2、3、4、5、6、7、8、9、10が男性更年期障害の身体症状について。
質問6、7、8、11、13が精神症状について。 質問12、14、15、16、17が性機能症状に関してのものです。
この質問紙の総点数は、17~85点になります。17~26点なら、男性更年期障害はなし。27~36点は軽度。 37~49点は中等度。50点以上なら、重度の男性更年期障害と判定されます。


質問数、回答方法ともにやや複雑な質問ですが、答える人の年齢が上がると点数も上昇し、男性更年期障害の症状を訴えて受診してくる人はだいたい中等度から重度の範囲に当てはまります。
診療のなかで活用するものとして、優れた質問紙といえます。

ハイネマンのAMSスコア 印刷用はこちら

男性ホルモン補充療法(HRT)

低下した男性ホルモンを補う

男性更年期障害は、歳をとるにつれて、男性ホルモンが低下していくことがもとになって起こる病気です。
したがって、その低下した男性ホルモンを補うという考え方が、もっとも基本的な治療法になります。 これを、ホルモン補充療法(HRT、hormonereplacement therapy)といいます。


男性更年期障害の患者さんの男性ホルモン値はかなり個人差があり、どれくらいまで男性ホルモン値が下がっていればホルモン補充療法を実施するべきかどうかということは、一概には断言しにくいところです。


最近になって、国際エイジングメイル(aging male)学会は、トータルテストステロン(TT)値が3.17(ng/ml)以下であれば、 男性更年期障害と見なすという基準を提起しています。日本では、フリーテストステロン値が8.8(pg/ml)以下であることが、 男性ホルモン低下の目安として示されています。日本人を対象にした最新の基準値も設定されました。 それによると、トータルテストステロン値は年齢の影響は小さく、全体を一括して、2.01~7、50(ng/ml)が基準値です。


一方、フリーテストステロン値は、加齢の影響を強く受けるということで、年齢階層別に設定され、たとえば40歳までは7.7~21.6(pg/ml)、 50歳代では6.9~18.4(pg/ml)とされています。


筋肉注射による使用が基本

現在のところ、男性ホルモン補充による治療は、筋肉注射で使用するのが基本になっています。
注射するのはエナント酸テストステロンという薬で、1アンプルが125ミリグラムです。 これを1~2アンプル(125~250ミリグラム)2~4週の間隔で筋肉注射によって使用することになります。


後ほど具体的なケースを紹介しますが、こちらの使用量や使用間隔は、患者さんによって違ってきます。 それぞれの患者さんの状態や自覚症状の変化をチェックしながら、薬の使用量や使い方を決定していきます。

男性ホルモン補充療法(HRT)

ホルモン補充療法の副作用

副作用に十分注意をして

男性ホルモンの低下による男性更年期障害によって、いろいろ自覚症状が出ている場合には、この筋肉注射によるホルモン補充療法はたしかによく効きます。


ただし、男性ホルモンの筋肉注射による使用には、いくつかの副作用もありますので、その点に十分に注意をする必要があります。


男性ホルモン補充療法の副作用としてもっとも重要なものは、中高年男性に増加しつつある前立腺ガンです。
その次には多血症があげられます。

筋肉注射による使用が基本

この前立腺ガンの診断には、非常に優れた検査方法があります。
それは、PSA(prostate specific antigen 前立腺特異抗原)と呼ばれるものです。 正常値は3.5(ng/ml)以下です。おおよその目安として、PSA値が、4~10なら5人に1人、15~20なら3人に2人、 20以上なら八割以上の割合で前立腺ガンが発見されるといわれています。


前立腺ガンは、早期に発見できれば、手術、放射線治療、ホルモン療法などがよく効き、十分にコントロールすることができる病気です。 男性更年期障害に対するホルモン補充療法を実施する際には、必ずこのPSA値を調べるための採血をして、前立腺ガンの疑いがないかを調べます。 尚最新の報告によるとHRTと前立腺がんとの因果関係に否定的なレポートが出ています。


とはいえ、ホルモン補充療法の実施中にも定期的にPSA値を測定して、前立腺ガンの疑いが出ていないかをチェックすることになっています。 医師の説明や注意をよく聞きながら治療を受ければ、患者さんの立場からはそれほど心配する必要はないと考えられます。

多血症は、水分補給で予防

ホルモン補充療法のそのほかの注意すべき副作用として、多血症があります。
男性ホルモン剤は、貧血の治療に使われることもある薬です。ホルモン補充療法を続けることによって、血が濃くなりすぎてしまう場合があります。


多血症になると、血がドロドロになって、身体のいろいろな場所で血管が詰まってしまう「血栓症」と呼ばれる状態になるおそれが出てきます。 血液の濃さを調べるためには、ヘマトクリット(Ht)という血液検査値をチェックします。 たしかに、ホルモン補充療法を続けていると、正常値では40~45程度であるヘマトクリット値が、50を超えてくる人が見受けられます。 ホルモン補充療法を実施している人のヘマトクリット値が、52を超えたら要注意、55を超えたらホルモン補充療法を中止することになっています。


このような患者さんには、水分を十分にとって、血液がドロドロになることを防止したり、ときには、瀉血といいますが、献血のときのように、 身体から血を抜く治療を行うこともあります。 ただ血を抜いてしまうのはもったいないので、血液センターで献血をされてはいかがでしょうか。

何でも早めに医師に相談を

また、このほかに、それほど頻度は高くありませんが、肝臓の機能障害、脂質代謝の異常、睡眠時無呼吸症候群、女性化乳房などにも注意しておく必要があります。 しかし、これらの異常のほとんどは、血液検査や通常の診察で、比較的安易にチェックしていくことができます。 医師がしっかりと定期的に副作用の有無を確認していきますので、患者さんとしてはさほど心配するようなことはありません。


ただし、男性更年期障害に対するホルモン補充療法を実施すると、これまで説明してきたような、いくつかの副作用のおそれがあることはたしかです。 男性ホルモン注射を受けている期間中に、自分で何らかの心身の不調に気づいたり、何かいつもと違うなという感じが気になったときには、 遠慮なく、早めに医師に質問したり、相談したりするようにしてください。

メタボリックシンドローム

男性ホルモン補充療法の副作用 メタボリックシンドローム

旧別称

危険因子重積症候群
Symdorme X
死の四重奏
内臓脂肪症候群
インシュリン抵抗性症候群

定義

虚血性心疾患などの動脈硬化性疾患の危険因子である高血圧・脂肪代謝異常(中性脂肪増加とHDL-コレステロールの低下)・耐糖能異常・肥満が重積した疾患

共通因子

インスリン抵抗性

要素

①遺伝子的要因
②肥満
③運動不足

日本人向け診断基準…みなさん各自チェックしてみてください

日本人向け診断基準
チェック1の肥満 + チェック2~4に2項目以上あてはまるとあなたも
メタボリックシンドローム!

しかし例えメタボリックシンドロームと診断されなかった方も決して安心はできません。
もしかしたらその予備軍であるかもしれないからです。
そこで、メタボリックシンドロームの危険度を一度チェックしておく必要があります。

メタボリックシンドロームの危険度チェック

1.体型チェック
今まで通りの食生活と運動量にもかかわらず体重が増えている
体重が毎年増え続けている
今までのズボンやスカートがきつくなってきた
2段~3段腹になってきた
ポッコリお腹だが指でつまめない
2.運動習性チェック
運動嫌いで歩く距離も短い
以前、運動をしていたが、今は殆どやらない
短い距離も車や自転車を利用したがる
階段を使わずエレベーターやエスカレーターを利用する
休日はゴロ寝が趣味
3.食生活チェック
朝食を抜いたり、適当に済ませていることが多い
1回の主食量はごはん1杯(パンなら1.5枚)以上
主食はむしろ肉・卵中心である
食べ過ぎる傾向にある
清涼飲料水や甘いお菓子が大好きで、よく食べる
夕食を9時以降に摂ることが多い
間食、夜食の習慣がある
夕食の機会が多くとくに揚げ物系の単品がすき
4.生活習慣チェック
タバコを吸う
晩酌の習慣がある
アルコールを呑む機会が多い
精神的ストレスが多い
過労気味である
午前様の帰宅か夜更かしである
睡眠不足(6時間以下)か不眠である
目覚めが悪く日中も眠気に襲われる事がある
余暇を楽しむ趣味や熱中するものがない
便秘気味
危険度チェック診断
・3点以下 :危険度は低い
・4~12点以下 :やや危険
・13~20点 :危険
・21点以上 :かなり危険

メタボリックシンドロームのメカニズム

内臓脂肪がベースとなり、さまざまな代謝異常が複合的に進み、動脈硬化を進行させます。

体内での中性脂肪の合成が促進される
脂肪細胞から、インスリン・レセプターの働きを弱めるアディポサイトカインが分泌される
血液中に増えたブドウ糖の濃度を下げるため、膵臓からインスリンが多量に分泌される
インスリンが腎臓でのナトリウムの再吸収を促進し、循環血液量が増加して血圧があがる
インスリンの効きめが悪くなり、血液中の糖の量をコントロールできなくなる
インスリン抵抗性が起こった影響により、中性脂肪を分解する酵素が産生しにくくなる
上記の説明から内臓脂肪がこのメタボリック症候群の引き金になっていることがよくわかります。悪循環が複合的に重なり合って雪だるま式に危険なゾーンに入って行くと考えられます。
まず、肥満の改善、即ち内臓脂肪の蓄積(高脂血症)に歯止めをかけ、更にそれを減らして行くことが最も重要な鍵になります。

この高脂血症に対する治療の基準は国際コレステロール教育プログラムにも強調されているように、できうる限り食事療法とその他一般療法だけで治療効果をあげ薬物療法を行わないですむように努力することであると述べられています。この精神を十分にいかしてこれまでの危険なライフスタイルを改革していくことが大切です。


メタボリックシンドローム 治療の進め方

STEP1 高脂血症に対する食事療法・一般療法

①ライフスタイル改革の10ヶ条

1. 適性な体重を保ちましょう
2. 面倒くさがらずになるべく歩きましょう
3. 毎日、軽い運動を30分かけてやるように習慣づけましょう
4. 朝食をきちんとゆっくり摂りましょう
5. 魚・大豆製品を中心に食事メニューを組み立てましょう
6. 野菜1日5皿、海藻1日1皿、果物1日1皿食べましょう

※一皿とは
生野菜…1カップ強
加熱野菜…半カップ強
生野菜以外の野菜・もどした豆類…半カップ強
100%ジュース…180ml
ドライフルーツ…1/4カップ強
果物…中1個

7. 甘い菓子、飲料は控えましょう
8. 禁煙は健康の第一歩
9. 38~40℃の温めの湯船に15分ゆっくりつかりましょう
10. 早起きして朝型人間になりましょう

食生活指導
コレステロール値を変化させる食品群

STEP1 高脂血症に対する食事療法・一般療法

最低3~6ヶ月間食事療法・一般療法を実践し目標を達成できない場合

・HMG-CoA還元酵素阻害薬
・陰イオン交換樹脂
・プロプコール
・フォーミュラー食

・イコサペント酸エチル製剤
・N型&L型&Caチャネル拮抗剤
・チアゾリジン誘導体


内臓脂肪が原因で起こるその他の病気
#1 脂肪肝
#2 高尿酸血症・通風
#3 急性膵炎
#4 がん
#5 腰痛・膝痛・関節痛・肩こり

③運動療法

ウォーキング / ストレッチ / ながらエクササイズ / 筋肉トレーニング

④行動療法および心理サポート

毎日体重測定 / ダイアリーの利用

⑤東洋医学の利用

漢方薬 / ツボ刺激

⑥その他

ヴァーム / ハーブ / プラセンタ / アロマテラピー / ビタミン療法 / 野菜ジュース / お酢療法

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